chii6歳・4歳・0歳児を育てる3児のママのちいです。
入学から約3ヶ月、1学期を特別支援学級(以下「支援級」と表記)に通わせて、入学前には気づけなかったいろいろな発見がありました。
結論から言うと、長男くんを支援級に通わせて本当に良かったと思っています。
もちろん不安になったことや大変だったこともありました。
それでも毎日笑顔で学校へ行く姿を見て、「支援級を選んで良かった」と心から感じています。
そこでこの記事では
・ 支援級に実際に子どもを通わせてみた感想が気になる
・ 現在幼稚園・保育園に通っている子どもの発達に不安を抱えている
・ 通常級か支援級迷っている
という方のために
・ 支援級で1学期を過ごして感じたメリット・デメリット
・ 支援級のリアル
・ 通常級との違い
を実際にこの約3ヶ月間子どもを支援級に通わせた私が実体験をもとに分かりやすく解説していきます!
自治体や学校ごとに支援やルールに差があると思うので、あくまで長男くんの学校の場合ですが、参考になれば幸いです。



この記事を読むと、支援級で実際にどんな学校生活を送るのか、親の負担はどれくらいなのか、そして1学期を終えたリアルな感想が分かるよ!
【体験談】小学校の特別支援学級に通って「本当に良かった」と思う理由
知的障害はない自閉スペクトラム症(以下「自閉症」と表記)・ADHDの長男くんが公立小学校の支援級に入学して3ヶ月経ち、無事に夏休みを迎えました。
親の心配も他所に、1学期の間長男くんは毎日笑顔で楽しそうに学校に通い、まさかの夏休み1日目にして「もう学校行きたい!」と言うような学校大好きっ子になりました。
そんな長男くんの様子を見て本当に支援級に決めて良かったと実感しています。
そこで実際に良かったと思うポイントを紹介します。
長男くんのために作られた授業内容で楽しく勉強ができている
あまりにも毎日楽しそうなので、勉強しているのかな?遊んでばかりなのかな?と思ったりもしましたが、意外にもしっかり勉強はしているようです。
とは言え無理せず本人のペースで、まずは学校生活に慣れるところから始まり、次に授業中に席に座ることと、段階を踏んで根気よく向き合ってくれているようです。
授業の内容も長男くんの好きなキャラクターや物を使ったプリントを先生が作ってくれて、そのプリントで数やひらがなの勉強を進めているそうで、どうしたら興味を持って楽しく勉強をできるか、先生が考えてくれているのを感じます。
また授業の最後に毎時間好きなことができるご褒美タイムがあって、そこで長男くんの好きな工作ができるよう先生が準備をしてくれていて、その時間を楽しみに勉強を頑張っているそうです。
(頑張りが先生の予想を大きく超えて用意していたプリントをやり切ってしまうこともあるそうです。笑)
通常級の授業内容と比べると若干遅れはあるようですが、思ったよりもしっかり勉強できているなというのが私の感想です。
通常級だった場合、授業についていけず困ってしまっていた可能性もあると思います。
長男くんの「好き」を伸ばすことに先生たちも全力で向き合ってくれる
長男くんの好きなものを先生たちはしっかり把握していて全力で向き合ってくれます。
休憩時間に一緒に学校探検に行ってくれて長男くんの好きなものを一緒に見て回ってくれたり、支援級以外の先生でも工作が得意な先生が一緒に工作をして遊んでくれたり、そこまでしてくれるの?と正直驚くことばかりです。
毎日いろいろな作品を持って帰ってきますが、どれもクオリティが高くて、ところどころ先生の字も書いてあり、一緒に作ってくれたんだろうなと感じます。
子どもの好きなことを勉強させるための道具ではなく、生きるために必要な心の基盤として捉えていて、好きなことを見つけて伸ばすことを大切にしている先生たちの方針が長男くんにとても合っていると思います。
学校全体で見守ってくれている感覚がある
大人(特に男性)が大好きで人見知りが全くない長男くんは入学式の日には校長先生に「校長先生〜!またね〜!バイバイ〜!」なんてフランクに声をかける強者。
おかげで入学して数週間でいろんな先生に認識され、毎日送り迎えで学校に行く私まで一緒に覚えられてしまいました。
どう見ても怖そうな先生も「おう!気をつけて帰れよ!」と仲良さげに長男くんと話してくれて、いろんな先生に可愛がってもらっているのを感じます。
やはり支援級ということもあり職員室から教室も近く、いろんな先生との関わる機会が多いようで、支援級だけでなく学校全体で見守ってくれているのを実感でき、親としても安心感があります。
通常級の交流もあって幼稚園のお友達とも関わる機会がある
今はまだ入学したてなので仕方ないですが、通常級と一緒に授業を受ける機会は正直まだ少ないです。
でも教室が隣なこともあり休憩時間に通常級の子と顔を合わせることも多く、幼稚園からのお友達経由で新しいお友達にも徐々に認識してもらえているようです。
また入学直後の学校探検の日は通常級に混じって行動し、幼稚園でもよく面倒を見てくれたお友達と同じ班で、とても長男くんを気にかけてくれていたそうです。
支援級に入ったからと言って全く通常級と関わりがないわけではなく、一緒にできることは交流させてもらえて、長男くんのペースを尊重してくれています。
今は全く想像はつきませんが、その子の状態に合わせて通常級での授業の頻度が増えていったり、通常級メインの切り替わる子もいるようです。
学校や勉強が楽しくなるイベントがたくさんある
ここが1番素敵だなと思ったポイントですが、基本的に支援級は通常級とは全く違うカリキュラムです。
今も昔も1年生あるあるのアサガオを育てて観察するという授業は長男くんはやっていません。
ですが、支援級の前の花壇でいろいろな野菜を育てていて、度々収穫の機会があり、たまに家にも持って帰ってきます。
また、収穫した野菜を先生たちに売って、そのお金で近くの駄菓子屋さんに買い物に行き、自分で選んで買って終業式前のお楽しみ会で食べたそうです。
去年長男くんと学校見学に来た時は収穫した野菜を使って教室で餃子の皮を使ったミニピザを作って食べたりもしていました。
こういった生活に根付いた行動を体験させてもらっていて、これは通常級だとなかなか経験できないことだと思うので、とても素敵だと思いました。
いろんな学年の子がいるから成長した先を想像できる
長男くんの学校の支援級は縦割りクラス(違う学年の子たちと一緒のクラス)となっています。
そのためいろんな学年の子がいて、上の学年の子達を見ていると、長男くんの数年後はこんな感じになるのかなと、なんとなく想像することができます。
今まで浮いているのは自分の子だけという状態でやってきた身としては、とても安心感がありますし、漠然と抱えていた未来への不安が少し軽くなった気がします。
また支援級は複数クラスあるので、長男くんのクラスは1年生が長男くんだけで、周りの上級生がとても可愛がってくれているようですし、別クラスの支援級の同級生の子とは放課後等デイサービス(以下「放デイ」と表記)も一緒なので大変仲が良いみたいです。
【支援級のリアル】もちろん良いことばかりではなかった
ここまで入学前には想像がつかなかった支援級の良かったところを紹介しましたが、もちろん逆のパターンもあります。
とは言え深刻なデメリットというわけではなく、トータルして支援級で良かったという感想は変わりません。
ただ、支援級の現実として避けては通れない部分かなと思うので紹介します。
入学式の会場で支援級の席に座ることへの抵抗と晒し者感
長男くんの小学校の入学式では体育館で通常級の列とは別に支援級の椅子が用意されていました。
通常級の子たちは子供だけで座るのに対して、支援級の子は親と一緒に座らなくてはいけません。
我が家はパパが一緒に座ってくれましたが、抵抗があって晒し者感がキツかったです。
ですが、長男くんは普段と違う環境に大興奮でじっとしていられず、隣にパパがいてなんとか宥められたので、結果として保護者同伴の席で良かったです。
大興奮の長男くんを幼稚園のお友達のママたちが「〇〇くん(長男くん)だ」とコソコソ話す声が通常級の保護者席にいた私には聞こえてきて、今まで一緒のクラスで育ってきましたが、ついに見てわかる線引きをされた気がしました。
入学式の日は正直気が気ではなかったですが、そのおかげもあってか、うちの子支援級ですが何か?くらいの気持ちになれて、吹っ切れた気もします。
お友達のママさんたちもそれで態度が変わることもなかったし、むしろ幼稚園からの仲という繋がりを大切にしてくれて、幼稚園の頃より仲間意識を持ってくれている気がします。
小学校入学は子どもにとっても大きな成長のステップですが、親にとっても大きな成長に繋がったエピソードです。
支援級のクラスメイトとの間に発生したトラブル
一見なぜ支援級にいるのか分からないような子や、障害のレベルが重そうな子など、支援級にはいろいろな障害や支援を必要としている子がいます。
通常級でも恐らくクラスメイトとのトラブルは多かれ少なかれ誰しも経験するかもしれませんが、少人数である支援級では1人1人との関わりが強くなりがちで、支援級の生徒という特性上トラブルが大きくなることも少なくないのではないかと思います。
実際長男くんも入学早々トラブルが発生しました。
長男くんはクラスメイトの上級生で苦手な子がいるようで、その子に向かって意地悪を言ってしまい、それがきっかけで噛みつかれてしまうことが、この3ヶ月間で何度かありました。
最初は何度も他人に意地悪を言ってはいけないと伝えているのに、なかなか辞められない長男くんの学びになればと思いましたが、さすがに何度もあるといずれ大きな怪我に繋がるのではと心配になりました。
先生方もその都度丁寧に状況を伝えてくださり、いろいろ目を光らせて対策してはくれているのですが、少人数とはいえ他にも生徒がいる中では難しいところもあるのでしょう。
このままで大丈夫なのだろうかと不安になっている中での、夏休み前の面談で先生と話していると、私が想像しているよりも長男くんのその上級生は2人なりに歩み寄っているようでした。
長男くんが上級生に意地悪を言う機会も徐々に減り、普通にコミュニケーションが取れるようになってきているそうで、お互いの好きなものに興味を持って一緒の空間でも平和に過ごせるようになってきているそうです。
意地悪も暴力ももちろん良くないですが、どうしてもそれぞれの特性上言って理解し自分をコントロールするのがまだまだ難しいところがあるのも事実で、通常級よりトラブルになった時に事が大きくなりがちですが、そこは先生たちが見守ってくれているし、そんな中でも子どもたちは環境に適応して成長していけるんだなと感じた出来事でした。
もちろん何もなく平和に過ごせる子がほとんどかもしれませんが、こういう一面も支援級ならではだと思います。
送り迎えなど親の負担や学校へ行く頻度が多い
長男くんの小学校では支援級の生徒は基本的に高学年になり1人でも大丈夫と判断されるまでは、親の送迎で学校に通います。
1人で登下校して少し手が離れる一般的な1年生とは違います。
帰りは放デイの先生のお迎えを利用する人が多いですが、朝はどこの家庭も親が行なっています。
なので基本的に毎日学校に行くこととなるので、人によっては負担に感じるかもしれません。
私はついでに娘ちゃんの幼稚園の送りをしているので、そこまで負担には思っておらず(暑い日はさすがにしんどいですが)、長男くんの学校での様子が見えたり、先生とお話しする機会が増えたり、長男くんのお友達と仲良くなれたり、子どもが1人で登下校しちゃうと出来ない経験をさせてもらえてラッキーくらいに捉えています。
また、教育のカリキュラムが通常級とは違い個人に合わせたものになるため、入学直後に教育方針を決める面談があったり、授業参観、1学期の終わりにも面談があり、月1ペースで行事で学校に行っている気がします。
私は在宅なので良いですがフルタイム勤務の方だとそこも負担に感じることもあるかもしれません。
【結論】長男くんの笑顔と成長を感じられて支援級を選んで良かったと思う毎日
ここに書いたことは、あくまで長男くんの通う小学校の支援級での話なので、どの小学校も同じとは限りませんし、学校や先生ごとに考え方や方針は違います。
ただ長男くんの場合は小学校の支援級の方針や先生方の考え方がとても合っていて、伸び伸びと毎日楽しく通うことができています。
何が正解かは分かりませんが小学校の先に繋がる長男くんの未来が少しでも明るいものであって欲しいですし、長男くんが楽しく安心して小学校生活を送ることができて、小学生らしい成長する機会を得られることを私は大切に考えています。
参考になるかは分かりませんが、今支援級という未知の世界に悩んでいる方たちにとってこの記事が、少しでも力になれたら嬉しいです。
支援級を考えている保護者の方へ伝えたいこと
きっとこの記事を読んでいる方は、お子さんの発達に不安を抱えていて、通常級か支援級、はたまた特別支援学校という選択肢の中で、何が1番子どものためになるのだろうと悩んでいることと思います。
もちろん私にも自分の子の正解も分からないですし、未来のことは未来にしか分かりません。
ただ、実際に支援級へ通い始めて感じたのは、「入学前に想像していた支援級」と「実際の支援級」は、良い意味で全然違ったということです。
入学前は「普通(通常級)から離れてしまうこと」や「周りからどう見られるんだろう」という不安ばかりが大きくなっていました。
でも実際には、長男くんは毎日笑顔で学校へ通い、先生方やお友達に支えられながら、自分らしく成長しています。
だから私は、「支援級か通常級か」だけで考えるのではなく、「この子が安心して毎日笑顔で通える環境はどこだろう」という視点で考えて良かったと思っています。
もちろん、それぞれのお子さんに合う環境は違いますし、学校や自治体によって支援の内容もさまざまです。
この記事は、支援級を勧めるためのものではありません。私たち親子が実際に経験した一例として、「こんな学校生活もあるんだ」と知っていただき、選択肢を考える材料の一つになれば嬉しいです。


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